地域で集う・つながる“居場所”づくりにご協力お願いします
つなぐ・つくるプロジェクトでは,人と人,人と自然,人と地域社会が「つながる」ことを意識しながら,自然エネルギーや地域巡回事業など,さまざまな切り口で取り組みを続けています.それらの取り組みの拠点となる場所があれば……と願い続けてきましたが,この度念願の「拠点」を持つことができました.

「エシカルcafé としょかんのとなり」
場所は,大宮東図書館(埼玉県さいたま市見沼区堀崎町)に併設された,さいたま市職員研修センター喫茶室.喫茶室を営業する事業所が公募され,申し込むかどうか,人的にも財政的にも余裕のない中,貸付期間である5年間を運営していけるのか……迷いもありました.ただ,つなぐ・つくるプロジェクトの3年の取り組みの中で,地域に誰もが立ち寄れる拠点をつくることの意義は大きいと実感していたので,チャレンジしました.プレゼンテーションの結果,公益社団法人やどかりの里が最優秀提案者となり,12月1日から始動しました. 現在,5月9日のオープンに向けた準備を進めています.
新たな拠点は,「エシカルcaféとしょかんのとなり」.エシカル消費・地域の活性化・居場所づくりを柱に,地産地消や発酵などを活用した伝統的な食文化の継承,フェアトレード,ウェルフェアトレードの推進・拡大などに取り組んでいきたいと考えています.私たちにできることは,小さな一歩かもしれませんが,その一歩を踏み出す人が増えていくきっかけとなる取り組みになればと願っています.また,この場所を地域の居場所の1つとして,多くの人の力を活かしていただきながら作っていきたいと思っています.
開店準備資金づくりに力を貸してください
自分のことだけでなく,自分たちの暮らす地域の自然環境を意識し,地域の人々をつなげる拠点となるカフェを“一”から創っています.資源の有効活用を模索し,地元工務店協力のもと,端材を利用したテーブルを自分たちの手で作り,使い込まれた椅子を再利用.購入する設備等もできる限りリサイクル品を探しています.環境にも人間にも優しい場所にしていきたいと思っています.そうはいっても,開店に向けては最低でも100万円程の準備資金が必要です.地域で集い,地域や人とつながるカフェづくりにぜひお力を貸してください.

(記 宗野 文)
Comentarios