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出張レポート 南中丸ふれあいまつり

 2024年6月16日(日)に南中丸ふれあいひろばにて『第9回南中丸ふれあいまつり』が開催され,ヤギの喜々と楽々が参加しました.当日は気温30℃を超える猛暑日.来場者と楽しく触れ合えるように日除けのテントを用意して会場に向かいました.今回はイベントレポートをお届けします.


喜々と楽々は人気者

 ふれあいコーナーの設営時から来場者の注目を集めていた喜々と楽々.「本当にヤギが来た」「草をあげてもいい?」など多くの方から声をかけていただきました.また,自治会の方がブロッコリーの葉をたくさん提供してくださいました.

 柵の周りを子どもたちが囲い,みんな自分が持っている草を食べてもらおうと必死になって「どうぞ,どうぞ」と差し出します.ですが,喜々と楽々はあまり食が進まない様子.草を食べてくれないと,子どもたちは「えー,つまんない」と正直な気持ちをこぼしていましたが,それでも諦めずに食べてくれるまで草をあげ続けていました.


 子どもたちの「食べて食べて」という熱い思いが喜々と楽々に届いたのか,単にお腹が空いてきただけなのか,次第に草を食べるペースは回復し,むしゃむしゃむしゃむしゃ.ブロッコリーの葉も完食です.


ヤギの習性を知り,安全にふれあってもらいたい

 喜々と楽々が柵の中で前足を高く上げて勢いよく頭突きをし合ったり,突進したりする場面がありました.先ほどまでの穏やかな様子とのギャップに,怒ってしまったのかな? と驚く方もいましたが,怒っているのではなくヤギの習性であることを伝え,しばらくその様子を私も一緒に見ていました.ヤギの習性であることが分かると子どもたちも過度に怖がることはなく,時折「痛くないのかな」と喜々と楽々を心配する声もありました.


 参加者からは「何で歩きながらウンチしてるの」とか「角はないの」などヤギに関する質問もありました.歩きながらポロポロと糞を落とす様子は珍しいかもしれません.そういった質問には,ヤギの特徴を伝えるために作った掲示板も活用しながら答え,ヤギについて理解を深めてもらう時間にしました.


 今まで様々なイベントに参加している喜々と楽々は,どの会場でも人気者です.草をあげることが楽しくてやめられない子どもや,コーヒーを飲みながらヤギを見て癒される人など,ふれあい方は人それぞれ.

 ヤギの出張には普段お世話をしている者が同行し,安全面に配慮して見守りをしています.また,ヤギの掲示板を活用したり,ヤギの習性を伝えたりしながら,参加者の方には過度に怖がらず楽しい時間を過ごしていただきたいと思っています.今後もヤギを通じて新たな出会いが生まれることを楽しみにしています.                       (記 伊藤 侑矢)

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